上海万博2010にてArchiCADを使用したパビリオン、ロシア館がテーマ表現賞のカテゴリにて銀賞を受賞しました。
Levon Airapetov氏率いる TOTEMENT/PAPER社の設計チームによって設計されたロシア館は、ArchiCADを使用したデザインとなっており、上海万博2010にてテーマ表現賞のカテゴリにて銀賞を受賞しました。
設計チームは「よりよい都市、よりよい生活」というエキシビションのテーマに沿って、ロシアのモダンなイメージを前面にしたロシアの国家パビリオンを提案しました。
中央の広場の上方には、「空中に浮遊する」立方体があり、少年の町、青年の町、大世界の三つの部分に分けられ、それぞれ「花の都市」、「太陽の町」、「月の町」という三つのテーマが表現されています。
3階建てのパビリオンはモダンな都市で調和と発展の概念を表します。1階の公園スペースは、自然、過去、地球をイメージ、2階の雪のプラットフォームは、文明、現在、人間を彷彿させるイメージ、屋上階には、都市、未来、空の象徴を表しています。

The winning project of the
Russian National pavilion and World Expo 2010 competition
設計チームは、非常に短期間でプロジェクトを実施することとなりました。経済危機や、展覧会のセットの変更などの影響により、設計者は全体のコンセプトを変えずに再設計しなくてはなりませんでした。
プロジェクトの建築家の1人である、Diana Grekova氏は、「モデルの作成に12日間かかりました。」と言います。さらに、「ArchiCADの大きな利点の一つは、Built-inコンバーターを使用して、様々なレンダリング、他のCADソフトウェアに簡単にインポート/エクスポートすることができることです。私たちは、中国にいる設計者にDWGフォーマットでモデルを送り、そのモデルを使用して、現地の社員がタワーの支持構造を組み立てました」と説明します。

The Russian Pavilion at World Expo 2010 in Shanghai
ロシア館は、豊かな歴史と文化遺産、急速な発展、多国籍国の成長を象徴する赤や金の装飾パターンをまとった12の白いタワー・ビルのグループで囲まれています。タワー・ビルの中心には、ロシア館の主な展示ホールを収容する「空中に浮遊する」立方体を支えています。

「私たちは、ロシアの発展のプロセスが今もなお続いているということを明確にしたい」とプロジェクトの共同設計者である建築家Valeria Preobrazhenskayaは言います。さらに、 「ロシアが常に未完成の状態であることは明らかです。刻々と変化する多様な言語、国境、宗教など。我々はさまざまなタワーの形や装飾デザインを異なる文化や国に見立て、それらが一体化したパビリオンを表現しました。さらに、外観には特殊な多民族言語の装飾が散りばめられています」と説明します。
「建築は、アイデアが形になる影の立役者と考えています。 小さいものに表された考えは、最終的な結果へと発展させるのに必要であるすべてを包括するべきです。 最終的な結果を得るために、不明確な点を徹底的に取り除くことが重要です」 ヴァレリア氏のコメントはロシア館の創造プロセスをよく表しています。 建築家の意向、経済、時間規制など様々な問題をクリアにし、上海万博2010のロシア館は大成功を収めました。
期間中の訪問者は750万人にも上りました。

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